【良書】司馬遼太郎作品を読み解ける!学べる!5冊

 

「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」など色あせることなく今なお読み継がれている国民的作家司馬遼太郎さんの作品

 

現代に生きる私達に司馬さんは多くの作品を残してくれました

 

そんな司馬文学をより深く理解するために数々の司馬作品の解説書が発刊されています

 

今回は選りすぐりの五冊を紹介します

 

 

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

 

構成

司馬遼太郎さんの作品から、戦国、幕末、明治、司馬さんが異常な時代と呼んだ昭和前期を扱った作品を順に取上げ、それら作品を入り口にして、日本の歴史及び日本人の姿を見つめ直しています。

日本の歴史と日本人をより深く理解するために、司馬遼太郎さんがどのように歴史を見ていたのか、また、そこから何を語ろうとしていたのかを丁寧に解説しています。

 

  • 序章:司馬遼太郎という視点
  • 第1章:戦国時代は何を生み出したのか
  • 第2章:幕末という大転換点
  • 第3章:明治の「理想」はいかに実ったか
  • 第4章:「胎児の時代」の謎に迫る
  • 終章:21世紀に生きる私たちへ

 

司馬遼太郎に日本人を学ぶ

 

構成

司馬遼太郎さんの担当編集者だった著者が、若い世代から司馬作品を何から読めばよいか?の問いにレジメを作り、司馬作品の読書計画を作り上げた。その通りに読んだ若い世代がいっぱしの司馬作品通になり司馬さんの人となりや人物論まで語れるようになった。この本はそのレジメを中心にした司馬作品へのガイダンス本となっている。

 

  • 第1章:思い出の司馬遼太郎さん
  • 第2章:第1冊目は、『燃えよ剣』からはじめよう。
  • 第3章:第2冊目は、いよいよ『竜馬がゆく』に挑戦してみよう。
  • 第4章:第3冊目は、『最後の将軍』で、徳川将軍家で学習する。
  • 第5章:第4冊目は、『世に棲む日々』で、長州藩の動きを知る。
  • 第6章:維新史の締めくくりは、『翔ぶが如く』で、西郷隆盛の謎を考える。
  • 第7章:司馬作品を散歩する。
  • 第8章:歴史大作『坂の上の雲』は、日本人への遺言だ。
  • 第9章:なぜ、ノモンハン戦の執筆を断念したか。
  • 第10章:司馬さんと太平洋戦争

 

司馬遼太郎の幻想ロマン

 

構成

神様から一生のうちに小説を一遍だけ書くならばどんな作品を書くか?と訪ねられたら即座に幻想小説と答えますと言ったという司馬遼太郎さん。

「戈壁の匈奴」「兜率天の巡礼」「ペルシャの幻術師」を読んで歴史文学の視野のユニークさを痛感しましたという著者が、司馬さんが亡くなって5年目の平成13年(2001)に「ペルシャの幻術師」を表題にして8編の幻想小説を発刊した時に文庫解説をしているのですが、紙幅の関係上十分に意を尽くせなかったので、今回他の長編幻想小説も加えてこの本を発行している。

 

  • 第1章:司馬遼太郎の人と文学の原風景・竹内街道(大道)
  • 第2章:”辺境史観”によって、遠い祖先のルーツをさぐる
  • 第3章:幻想小説(一)-雑密(雑部密教)と役行者
  • 第4章:幻想小説(二)-純密の世界と雑密の世界を映し出す司馬文学の真骨頂
  • 第5章:幻想小説(三)-山伏、忍者、幻術師の関連
  • 第6章:幻想小説(四)-散楽雑技(戯)と幻想小説のおもしろさ

 

司馬遼太が発見した日本-『街道をゆく』を読み解く 

 

構成

司馬遼太郎さんのライフワークになっていた『街道をゆく』の執筆。湖西のみち~濃尾参州まで全43巻を歴史的・文明的視点で読み解いている。

 

三島由紀夫と司馬遼太郎-「美しい日本」をめぐる激突

 

構成

空虚な大国へと成長した戦後日本を憂えた二人の作家、司馬遼太郎と三島由紀夫。大正12年生まれの司馬と大正14年生まれの三島。同年代の二人が求めた「美しい国日本」。真逆な二人を対立構造化し戦後の文学史、思想史を浮き彫りにしている。

 

  • 序章:二つの「日本」
  • 第1章:二人にとって「戦後」とは
  • 第2章:一瞬の交又
  • 第3章:ロマンス主義とリアリズム
  • 第4章:三島の「私」と司馬の「彼」
  • 第5章:西郷隆盛と大久保利通
  • 第6章:『坂の上の雲』の仮構
  • 第7章:陽明学-松蔭と乃木希典
  • 第8章:仮思想と反イデオロギー
  • 第9章:戦後的なるもの
  • 第10章:人間の生き死