【大河ドラマ】衝撃、開始数分で松平広忠の首が?!麒麟がくる 9話

 

あらすじ

 

天文18年(1549)

 

光秀の「尾張へお行きなりなさいませ」の一言で、帰蝶は織田信長の元へ嫁ぐことを決心した。

 

これで、織田家の尾張と斎藤家の美濃の同盟が成立した。

 

だがこの同盟は隣国の松平家の三河と今川家の駿河を刺激することになるのであった。

 

斎藤家と同盟を結ばなければ戦をする余力がないまでに織田家は弱体していると読んだ今川家は、今のうちに織田家を潰そうと画策する。

 

今川義元は三河の松平広忠に織田家との戦の下知を下したのだったが・・・。

 

 

本能寺の変まで、33年

 

 

ドラマ開始6分で松平広忠が首になる

 

先週、ドラマ終盤で今川義元とのからみでちょこっとだけ登場した浅利陽介さん演じる松平広忠。

今回の放送開始早々約6分で弓矢に撃たれ、刀で切られ、背後から首を切られるという(映像では短刀を首にあてられるまで)・・・・。

まさかの展開に、ネットでもかなりざわついたようでしたが。

浅利陽介さんクラスの俳優さんが、まさか8話と9話でトータル出演時間が10分程という演出にドギマギしてしまう。

そして、衝撃だったのがその後の演出で、

信長と帰蝶が、末盛城へ織田信秀と土田御前に婚儀の挨拶に行った場面でのこと、

信長が信秀に目出度き引き出物があると、円柱型の箱を差し出した。

(この形、この大きさの箱、まさかあれが入っているのか?でも、引き出物であれはないだろう、と思った。)

信長はニコニコしながら、「尾張の繁栄には欠かせないものでございます」と言う。

信秀が箱の蓋を開けるとそこには、松平広忠の首が入っていた。

(やはり、それだったか)

映像では、頭頂部が映し出されただけだったが、視聴者は皆ゾクッとしたのでは、

祝いの席で、目出度き引き出物に生首を出すという演出は本当に衝撃的だった。

 

さらに衝撃なのは、信秀は信長に「この、虚けが!」と言い放ち、扇子で信長を叩く。

信秀の考えでは、まだ松平家とは戦をするタイミングではないという考えだった。

が、早まって広忠を討った信長に信秀は叱責したのだ。

父親に愛されていない信長が描かれたシーンとなった。

 

そして辛いシーンは続く、

信秀から叱責された信長が部屋を出て、帰ろうとするところに、竹千代が寄ってくるが無下にされる。

竹千代の父は広忠。信長は父の敵であるのに、それを知らない竹千代は信長を慕っているという設定。

それに父の首が竹千代のいる城に運ばれていたのに・・・。

この設定は、竹千代が哀れでならない。

 

岡崎領主古記」では広忠は天文18(1549年)3月6日に岩松八弥(片目八弥)によって殺害されたと記されている。
だが、広忠の死因には、襲われたが一命をとりとめた、病死した等諸説がある。

 

 

岡村隆史さん演じる菊丸(架空の人物)の正体が判明!

 

1話から登場している岡村隆史さん演じる菊丸の正体が遂に判明しましたね。

1話では明智荘に襲撃に来た野盗が忘れていった捕虜として菊丸が登場。

助けてもらった光秀に恩義を感じて、明智荘に顔を出した菊丸は、要所要所で光秀を助けることになるのだが正体は不明でした。

今話で菊丸は、広忠が襲撃された後、現場に現れるのですが亡骸となった広忠を見て「広忠様」と小さな声でつぶやく。

この時視聴者の方は、広忠のことを知っている菊丸は、やはり只者でないなとあらためて認識をする。

そして広忠の脇差を抜いて菊丸が向かったのは三河の刈屋城。

そこには、広忠の正室於大の方と於大の方の兄水野信元が居た。

菊丸は広忠様を襲撃したのは織田の手の物ではないかと信元に進言する。

菊丸は続けて、「織田の息のかかった手の物が広忠様の背後に回っていたことは突き止めています。」と進言。

さらに続けて、「広忠様がお亡くなりになれば、その後をお継ぎになるのは竹千代様、われらは竹千代様の影となり、命に代えてもお守りします。」と進言した。

於大の方も菊丸に「そなたが頼りなのじゃ」と言う。

このシーンで、菊丸が予想以上に只者でないということが解った。

菊丸は架空の人物ではあるが、岡村さんが演じるこの菊丸が最後までこの光秀の物語のキーパーソンになることは間違いない様だ。

 

 

帰蝶がすっぽかされた祝言の日、信長は蛇替えに行っていた!?

 

花嫁衣裳で化粧をしたまま信長の帰りを待っていた帰蝶のもとに信長が帰ってくる。

眠気眼の帰蝶の前に現れた信長は、ぼろをまとい首に手ぬぐいを掛け、

帰蝶の顔面をまじまじと見て悪びれた様子も見せずに、「蝮の娘故、どんな蛇女かと思えば、フッ、いらぬ心配じゃったようじゃ」と言い放つ。

帰蝶が「この帰蝶との祝言を放り出すとは、よっぽど大事なことがおありになったんでしょうな」と言うと。

信長は「昨晩はあまが池に化物を探しに行っておったのじゃ」と言う。

続けて、「安食村又左衛門が、身の毛もよだつ黒い化物を見たと言うて城下で大騒ぎになっとったのじゃ」

さらに続けて「一抱えのある大きな体鹿のような頭眼は星のように光り、口から真っ赤な舌が出てきて、池に引きずり込まれそうになった。又左衛門はそう申すのじゃ。」「桶で池の水を替えさせた。いくら水を替えさせても池の水はひえ上がらぬというから、わしが池に入った。」が、化物の正体は確認できなかった。

信長自身は、化物の正体は信じていないが、民が化物におびえているので、自分が身をもって池に入って化物等はいないと実証したのだという。

 

信長が帰蝶に話したこの化物騒ぎ。

どうも実話のようである。

織田信長の第一級資料『信長公記』の首巻にこの化物騒動の話が書いてある。只、帰蝶との祝言の日とは書いておらず、ある年の1月としか書いてない。

『信長公記』の蛇替えを抜粋引用させてもらうと

ある年の一月中旬安食村又左衛門が、一抱えほどもありそうな黒い物を見た。胴体は堤の上にあり、首は堤から伸びて来て、もう少しであまが池に達するところであった。顔は鹿のようで、眼は星のように光り輝く。舌は真っ赤で人間の手のひらを開いたようだ。この噂は広まり信長の耳にも達した。
1月下旬、信長は又左衛門から事情を直接聞き出し、「明日、蛇替えをする」と触れを出した。
二時ほど水替えをし、池の水は7割がたに減ったがそれ以降はなかなか減らないので、信長は脇差を口にくわえ、池に入ったが、大蛇らしいものはいなかった。

※抜粋引用:現代語訳信長公記首巻/入京以前/(20)蛇替え

 

『美濃国諸旧記』には帰蝶が嫁いだ日が具体的に書いており、天文18年2月24日に織田信長に嫁いだと記してある。

蛇替え騒ぎは、ある年の1月としか書いていないが、これが天文18年の1月であれば帰蝶が嫁ぐ1か月前の出来事となる。

祝言の日に信長は帰蝶に化物騒ぎの話はしているかもしれませんね!(勝手な想像(笑))

 

この化物騒ぎがあったあまが池は蛇池と呼ばれてお堂が建てられ現在も存在します。

あまが池(現在の蛇池)(ストリートビュー活用)

あまが池(現在の蛇池)の地図(googleマップ活用)

 

又、『信長公記』の化物騒動には、佐々成政の家臣が信長の命を狙っていたという話も絡めて書いており、

一城の主ともある人は、万事に注意して、油断をしてはならないということなのであると記している。

 

 

9話目にして初登場、檀れい演じる土田御前と木村文乃演じる熙子

 

土田御前

織田信秀が登場するシーンは幾たびかあったが、信秀の継室土田御前が9話目にして初登場しましたね。

信行が竹千代と将棋を指しているシーンでは、土田御前は帰蝶に「私によく似ているでしょう」と笑顔で自慢げに言っていましたね。

土田御前は嫡男の信長より、信行を可愛がり、跡を継がせたがった、という風に描かれることが多いのですが、

麒麟がくるでもそのように描かれているようですね。

 

熙子

後に、光秀の正室になる煕子がファンタジーな登場をしましたね。

光秀は叔父上に言われ明智荘から妻木城へ米を運ぶことになった。

妻木は光秀が幼い頃父に連れられよく遊びに来ていた場所だった。

光秀が屋敷内を歩いていると庭から風で花びらが舞い込んでくる。その時、光秀の耳には子供の笑い声が聞こえていた。

庭におり花びらを辿ってゆくと、小屋があった。その小屋に入ると、

「もし、戸を閉めてくださいませ。鬼に見つかってしまいます」と奥に隠れている女が言った。

この女が煕子だ。

煕子は顔を出し「可愛い小鬼が3匹私を探しているのです」と言う。

続けて「私を見つけたら花吹雪を浴びせてやるのです」と言った。

ここで光秀に幼い日の頃の記憶がよみがえってくる・・・。

光秀も幼いときここでかくれんぼをし、隠れていたおなごを見つけた時、花吹雪を浴びたという記憶がよみがえってきた。

そこで、目の前にいるおなごが煕子だと気づく。

煕子も立派に成長していたのだ。

煕子は幼い頃光秀から言われたことを覚えていた。

それは、大きくなったらお嫁さんにする。ということだった。

 

小鬼に見つかった煕子は子供らに花吹雪を浴びせる。光秀はその様子を微笑ましく眺めた。

 

煕子に関する歴史資料はあまりないが、こんなエピソードがあります。

煕子が結婚直前に疱瘡にかかり、左頬にその後が残ってしまったが光秀は気にせずに迎え入れたそうです。

 

麒麟がくるで描かれる光秀と煕子も仲睦まじい関係が描かれるでしょう。

 

麒麟がくる紀行

 

妻木城跡

  • 土岐市南部の標高409mの城山山頂に築かれた山城。
  • 明智氏の所領であったが、後には明智氏一族とされる妻木氏の居城となって、次第に整備されていった。
  • 妻木城主は代々と陶器の生産を奨励し、美濃焼の基礎を作った領主として知られている。

 

妻木城跡(googleマップ活用)

 

麒麟がくる 1話~21話

1話 光秀、西へ 光秀、堺と京を訪れるが・・・
2話 道三の罠 籠城をする道三だったがそれにはある策があった・・・
3話 美濃の国 斎藤道三、土岐頼芸のもとを訪れるが・・・
4話 尾張潜入指令 光秀と菊丸が薬草売りを装い尾張に潜伏するが・・・
5話 伊平次を探せ 光秀、鉄砲職人伊平次を探しに京へ行く。
6話 三好長慶襲撃計画 万里小路家連歌の集いで三好長慶が狙われるが・・・
7話 帰蝶の願い 織田信秀が斎藤利政に和睦を申し入れてきたが、それにはある条件があった・・・
8話   同盟のゆくえ 織田と斎藤の同盟は帰蝶の輿入れが条件だった。帰蝶が取った行動とは・・・
9話 信長の失敗 信長は信秀に祝いの品を差し出すのだが・・・
10話 ひとりぼっちの若君 今川義元は織田家の人質竹千代と織田信広の交換条件を突き付けてきた。
11話 将軍の涙 織田家VS今川家。美濃はどうする。
12話 十兵衛の嫁 光秀は煕子と結婚し、母と叔父の光安も大喜びだった。が、稲葉山城からのろしが上がる・・
13話 帰蝶のはかりごと 道三と対面する信長を帰蝶がプロデュースする。
14話 正徳寺の会見 斎藤道三と織田信長は正徳寺で初対面を果たした。
15話 道三、わが父に非(あら)ず 尾張の織田家と美濃の斎藤家で身内同士の暗殺劇が起こる。
16話 大きな国 道三は二人の息子を失った。殺害したのは嫡男の高政であった・・・
17話 長良川の対決 ついに、美濃国内長良川において斎藤親子が激突!
18話 越前へ 新天地越前にたどり着いた明智家の人達   越前一乗谷で、光秀は朝倉義景に謁見する。
19話 信長を暗殺せよ 近江朽木に戦火を逃れていた将軍・足利義輝は三好長慶と和睦し5年ぶりに京に戻った。
20話 家康への文 家康と母・於大の方の感動秘話。
21話 決戦!桶狭間 日本の歴史が変わった運命の一日!