【大河ドラマ】信長と光秀の溝が深くなる、麒麟がくる42話

荒木村重が信長に反旗を翻す

 

光秀は備後鞆で義昭と面会する

 

光秀の説得むなしく織田軍は荒木村重を攻撃する

 

信長の光秀への憎悪の感情が高ぶり二人の溝は深くなる・・・

 

 

(本能寺の変まで 4年)

あらすじ-主な場面展開、ネタバレ

 

  1.  有岡城 : 荒木村重立てこもる
  2.  備後 鞆 : 光秀、義昭と会う
  3.  有岡城 : 織田軍総攻撃
  4.  摂津沖 : 光秀家康船上にて密会
  5.  二条の館 : 信長と光秀

 

天正6年(1578)秋

① 有岡城

光秀(長谷川博己)を巻き込む大きな事件が起きた。有岡城の城主・荒木村重(松角洋平)が信長(染谷将太)を裏切り城に立てこもったのである。

秀吉(佐々木蔵之介)と光秀が村重を説得するも村重の考えは変わらない。

光秀が村重に裏切りに至った経緯を訪ねると村重はこう答えた。

「信長様はわしに摂津の国を任せると言いながら摂津の国の国衆や寺社から過酷な税を取り国衆たちがわしから離れてゆくのを素知らぬ顔で見ておられる。将軍を京から追放したのも同じこと。毛利殿が将軍を京に戻すことにわしはついていくと決めた。」

② 備後 鞆

光秀は丹波での反乱、荒木村重の寝返りは公方様との関連性があることから備後にいる足利義昭(滝藤賢一)に会いに行った。

備後に到着した光秀を義昭の家臣たちは快く思っていなかったが、義昭は光秀との面会を承知した。

義昭は毎日海で魚釣りをしているのでと釣竿を渡されて光秀は海へと向かった。

その日は天気の良い絶好の釣り日和だった。釣り場で釣り糸を垂らしている公方様を見て光秀は挨拶をする。

義昭は「挨拶などいらぬ。ここへ座れ」と光秀を隣に座らせ、二人横並びで釣り糸を垂らす。

鯛が釣れるといわれるこの釣り場だが義昭は一日に一匹しか釣れない。何をやっても不器用な義昭に神様が一匹だけつらせてくれる。その魚をみんなで食べるのがこの義昭の唯一の楽しみなのだ。

光秀は今置かれている現実を公方様に話す。

「丹波の国衆も村重も公方様が京に戻ることを期待していますが、毛利にはその気はないでしょう。朝倉のように、公方様の威厳だけを利用しているにすぎないのでは?」

と、現実を義昭に突きつけた。

義昭自身もその現実には気づいている。只、こうして日に一匹鯛を釣りながらどうにもならない現実を受け入れているのだ…。

光秀の竿で鯛が釣れた。「でかした十兵衛と」公方様は大はしゃぎだった。

天正6年(1578)末

③ 有岡城

織田信長の軍勢は荒木村重の住む有岡城を力攻めにした。

しかし、堅牢な城と勇猛果敢な荒木勢の前に苦戦となり戦は1年に渡る持久戦となった。


④ 摂津沖

摂津沖の船上にて光秀と家康(風間俊介)は密会をする。

家康は陸路は危ないと家臣に言われ伊賀より海上にて光秀との密会をお願いしたのだ。

何故?家康が光秀との密会を実行したかというと以下の通りである。

家康も信長に対して思うところがあり、家康が今川の人質として駿河にいた頃、京から来ていた三条西実澄(石橋蓮司)に教えを受けており、以来何かと相談をする間柄になっていた。その三条西が光秀を頼るべしということで、今回の密会が実行されることとなったのだ。

家康は光秀に悩み相談事を語る。

信長は家康の嫡男信康を殺せと命じてきた。そして、信康の母で家康の妻もである築山殿も一緒に殺せと命じてきたのだ。二人は敵である武田勝頼と通じ三河を乗っ取るたくらみがあるというのだ。

だが、家康としては家中で不穏な動きがあれば家康自身が裁きを下すが、信長にとやかく言われるのは筋違いだと言う。この間信長がわずかな供のものを従えて鷹狩に岡崎に来た時には家康の家臣の中には「今なら討てますぞ」といった者までいる。今後、あまりにも理不尽なことを言ってくるようであれば己を貫くしかなく、三河武士の誇りをかけますと家康は光秀に訴えた。

⑤ 二条の館

信長は毛利の水軍を信長の九鬼水軍が破ったことに上機嫌だ。本願寺は兵糧の経路を絶たれ逃げ出すものが続出していた。

光秀は明日より丹波に出立するのでその前に信長へ挨拶をしに訪れた。そして、家康の嫡男信康を成敗するのはいかがなものかと助言をした。

しかし、信長としては信康を成敗することに何のわだかまりもない。家康がそれを拒めばただそれだけの事ぐらいの思いでしかないのだ。

それでは松永久秀や荒木村重のように離れてしまうと光秀が訴えるも、信長は離れれば成敗すればよいと感情的になってしまう。

そして、信長は話題を変え光秀を問い質す。

「帝に招かれ御所へ参ったであろう。帝は何の用でそなたを招いた。いかなる用でわしの頭越しにそなたを招かれた。」

これに光秀は三条西実澄に月見の供をせよと招かれたと答えるも、信長は「そこでわしの話が出たであろう」と問う。

光秀は困り「御所でのことは一切外では話をしてはいけない」と言われていると信長に答えた。

これが信長の逆鱗に触れた。何度も「申せ」と問い質す信長に光秀は「言えませぬ」と返答するだけだ。

信長の感情は頂点に達し、持っていた扇子であろうことか光秀の額を何度も何度も勢い良く叩きまくった。

そして、帝を変えようと言い出した。武士がお金を渡さないと何もできない朝廷などどうとでもなると信長は思っている。

さんざん叩かれた光秀は丹波を一年でおさめよ、でないとわしにも考えがあると言われ帰れ帰れと追い返された。

信長はその権力を見せつけ涼しい顔で光秀を追い返した。

もはやこの二人には神でも修復できない亀裂が入ってしまったのか…

(つづく)

麒麟がくる紀行-有岡城跡

 

有岡城跡

荒木村重の居城・有岡城は町全体を堀と土塁で囲んだ城でした。今も土塁の一部が残っています。

知っ得!
・黒田官兵衛が荒木村重の説得に行くも、城内にあった牢内で約1年間幽閉されていた。

 

有岡城マップ

(googleマップ使用)

23話~最終話

23話 義輝、夏の終わりに 義輝の文を手に光秀は信長のもとに向かったが・・・
24話 将軍の器 将軍・義輝が殺害される。
25話 羽運ぶ蟻(あり) 覚慶は還俗し足利義昭を名乗る。
26話 三淵の奸計(かんけい) 上洛を決めた義景だったが・・・
27話 宗久の約束 信長、義昭を将軍として京へ上洛。
28話 摂津晴門の計略 横領の疑いをかけられた光秀は摂津を問い質す・・・
29話 摂津晴門の計略 光秀に横領の疑いがかけられる・・・
30話 朝倉義景を討て 信長は帝・正親天皇に拝謁する。
31話 逃げよ信長 味方のはずの浅井軍に動きが、信長に最大の危機が襲う。
32話 反撃の二百挺 いざ姉川の戦い!
33話 比叡山に棲(す)む魔物 織田軍、比叡山を攻撃
34話 焼き討ちの代償 摂津は義昭に信長と手を切るよう進言する。
35話 義昭、まよいの中で 光秀暗殺計画が持ち上がる…
36話 訣別(けつべつ) ついに武田信玄が動き出す…
37話 信長公と蘭奢待(蘭奢待) 義昭は信玄、朝倉の援軍を得られず孤立する
38話 丹波攻略 光秀は丹波攻略を言い渡される
39話 本願寺を叩け 信長は5年に渡り本願寺を攻める
40話 松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも) 逃亡した久秀は本願寺側につくと言い出す…
41話 月にのぼる者 光秀は帝よりお言葉を賜る
42話 離れゆく心 光秀は鞆の浦へ義昭に会いに行く
43話 闇に光る樹 光秀は夜な夜な月に伸びる機の夢をみるようになった…
44話 本能寺の変 ついに日本史を揺るがしたこの日が来た