【良書】大河ドラマ『麒麟がくる』明智光秀の謎がわかるBOOK!

 

大河ドラマ『麒麟がくる』も斎藤道三の終焉を迎え前半が終わる。

美濃での明智光秀の歴史資料は乏しく、演出的には史実上の出来事に光秀を登場させるという展開で、あまり出番がなったように思われます。

司馬遼太郎さんの『国盗り物語』の影響か、斎藤道三が主役のような演出でしたね。

いよいよ後半は光秀が歴史の表舞台に登場し、活躍の場面が増えるだろうとは思われますが、

新型コロナウイルスの影響で、撮影はストップしており、撮影再開のめどが立たない中、6月7日放送分の第21話で撮影済みストックが切れることから放送中断は不可避。

“越年”の可能性も浮上したが、年内終了へ回数減で対応する可能性が高くなった。との報道がありました・・・。

 

この中間点で明智光秀の前半の復習、後半の予習をしてみませんか?

明智光秀を書き綴った本は何種類もあるのですが、その中から特に、光秀の謎や、史実上の出来事・光秀が取った行動、新資料で解き明かされる新事実をわかりやすく解説した本を紹介しますね。

 

『麒麟がくる』が100倍面白くなる!

 

歴史旅人 明智光秀

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光秀の謎を生い立ち・信長との出会い等に数分割し、さらにそこから掘り下げて、光秀が取った行動をWhy?として分析している。その時代の臨場感がもっとも伝わる錦絵を記載し読者の興奮をあおりつつも、光秀ゆかりの地の写真・図には一つ一つ丁寧に説明書きを記載しているのが憎い。文書だけでなくビジュアルとしても楽しめる1冊となっている。

 

信長にも天皇にも盟友にも嫌われた光秀の素顔

 

明智光秀50の謎

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主に光秀ゆかりの地の写真・肖像画を用い、光秀に関する50の謎を、1.美濃~足利家に仕えるまで、2.信長との出会い~織田家重臣、3.光秀の家臣、4.本能寺の変~その後の子孫の4章に分かれた構成。図・地図を使った解説は無く、文字が多めの記載となっている。読み方としては最初から読むのではなく、50の謎を読者が気になる謎から読んでいくのが良いと思う。

 

新発見続々!最新資料から「日本最大の謎」の真相に迫る

 

明智光秀と本能寺の変

イラスト・図・年表をふんだんに用いわかりやすく解説しており、ビジュアルでも楽しめる内容となっている。冒頭に新発見資料として、足利将軍家との関係を示唆する『針薬方本能寺の変の黒幕を足利義昭と裏付ける『土橋重治宛光秀書状を紹介しているのは興味深い。麒麟がくる先取りガイドで、出演者発表の模様、相関図を記載しているが、事件前に出版しているので帰蝶役は沢尻エリカのままである。個人的には沢尻エリカの帰蝶も観てみたかったな。

 

”人間”光秀の栄光と挫折

 

図説 明智光秀

著者:芝 裕之(しばひろゆき)-戦国・織豊期の政治権力と社会についての研究を専門としている。

書名の通り明智光秀の図説で、初心者にもわかりやすく最新研究をまとめている。フルカラーの図版・写真を多用しつつ、多面的に紹介している。 イエズス会宣教師ルイス・フロイスの残した著書や、光秀直筆の書簡などから示される、信長とかなり似通った人物像という点は興味深い。ただあくまで図説なので、細かい説には言及していない。

 

光秀が生死を懸けた丹波攻めで築かれた陣城群など92城を一挙掲載!

 

明智光秀の城郭と合戦

著者:高橋成計(たかはししげかず)-近畿・中国・東海を中心に中世城館を調査している。

明智光秀関連本ではあるが、本能寺の変や光秀の謎伝説等は特に載せていない。本書では光秀が関わったとされる大小92の城郭を取り上げ、主に地形図・写真を駆使し、選地・歴史・遺構・評価を丁寧に記している。特に他本ではあまり取り上げられにくい丹波攻略で築かれた城郭に重点を置いて解説している。城郭史の観点から光秀とは何者だったのか追求できる1冊だ。

 

光秀の末裔がついに明かす衝撃の真実

 

本能寺の変 431年目の真実

著者:明智憲三郎(あけちけんざぶろう)-明智残党狩りの手を逃れた光秀の子於寉丸(おづるまる)の子孫

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明智光秀の末裔が書いた興味深い1冊。本書は膨大な資料を駆使して戦国当時の武人たちの行動原理を推理する歴史ミステリー。本能寺の変の各々の行動にスポットを当て、関連する人徳川家康、豊臣秀吉等、本能寺の変の発生した時の光秀が陥っていた状況を様々な視点から捉えている。本当の歴史はどうなのか?この本の中に今まで判明していなかった真実があるのかもしれない。著者の捜査への情熱、探求心が伝わってくる。

 

織田信長の第一級資料

 

現代語訳 信長公記

著者:太田牛一(おおたぎゅういち/うしかず)-織田信長の側近として活躍。本能寺の変後、豊臣秀吉に仕える。文才、同時代の名将たちの伝記を書き残している。

訳者:中川太古(なかがわたいこ)-出版社に勤務していたが、後にフリーの編集者になる。

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織田信長を知るには一番の資料。信長の歴史は有名なものは知名度があるが、この本ではその変移と真相を詳しく知ることができる。信長の側近の太田牛一が書き記しているので、リアルな信長の一生を読み解くことが出来る。本能寺に至るまでについては、その後に確認されたであろう事実関係が記載されておりドキュメンタリータッチである。歴史小説やドラマでは表現されない部分が色々見えてきて、今までの信長像が覆される。大河ドラマの進行に合わせて読むと新しい発見がありその時代の世界観が一層深まる。