時代を越えて愛される映画『バックトゥザフューチャー』シリーズ

1985年、製作総指揮スティーブン・スピルバーグと監督ロバート・ゼメキスは、タイムトラベルを題材にした『バックトゥザフューチャー』の撮影を終えた。当初は1話で完結する予定だったが、映画が公開されると1985年公開映画の中で最高収益を記録した。ゼメキスと共同脚本のボブ・ゲイルがオスカーにノミネートされた。ゴールデングローブ賞でもオリジナル脚本賞にノミネートされた。

1980年の秋、ゼメキスとゲイルはテクノロジー満載のタイムトラベルストーリーを、観客の誰もが共感できるような人間の心情に焦点を当てて展開することとし脚本を書き始めた。

ゼメキスはこの脚本のアプローチについて「子供の頃、お父さんやお母さんから昔話を聞いて、その時代を垣間見ることが出来たら面白いのにな」と語っています。

映画の中心となるストーリーの要素を生み出した事柄としてゲイルは「自分の両親の高校アルバムを見ることがあるでしょうけど、父と母がデートしてなんて信じられないと思う人もいるかもしれない」と語っている。

主人公のマーティ(マイケル・J・フォックス)はタイムトラベルし、自分の両親の青春時代を目撃し、何とも言えない気持ちになる。

製作総指揮のスティーブン・スピルバーグは、この作品の純粋さとユーモアは、一昔前のアメリカの子供たちなら誰もが見ていたテレビドラマに根ざしているという。1950年代のアメリカのホームドラマのようなもので、ゼメキスとゲイルの究極の想像力が生み出した世界ですと語っている。3作品の様々な時代設定でその素晴らしい想像力を発揮していますね。

 

『バックトゥザフューチャーPARTⅡ』は、映画史上類を見ない、新しいタイプの続編を作り出した。ゼメキス監督は「ただもう一度キャストを集めて、彼らを新しい冒険へと旅立たせるというやり方には興味がなかった。ブラウン博士が(クリストファー・ロイド)タイムトラベルを可能にした設定になっているので、私たちはこれを利用して、これまでにないような映画の続編を作ることが可能だったのです。つまり、最初の映画に戻って、その映画の中のシーンを全く別の角度からもう一度撮り直すということです」と語っている。

PARTⅡでは現代に戻ってきたマーティが未来(2015年)へ行き、現代(1985年)に戻り、PARTⅠでタイムトラベルした1955年へと行くのですが、PARTⅠで繰り広げている出来事にPARTⅡのマーティとドクが遭遇するという画期的な演出でした。

 

『バックトゥザフューチャー』シリーズ全体をどのようなカテゴリーの映画と考えることができるかについて主演のマイケル・J・フォックスは「SF、アクション、コメディー、高校生の成長物語?いろんなジャンルの要素を含んでいる。ただ言えるのは最高のエンターテインメントとはそういうものだし、このシリーズには観客が映画に期待するすべての要素が詰め込まれているということです」と語っている。

この映画の卓越したアクション、コメディー、冒険心はまさに時代を超えるものなのだ。

ホバーボートが開発されるのもそんなに遠い未来ではないでしょうね。